top of page

検索


コンクリートaiサロン|2026年1月
ドローン活用による橋梁調査・点検に思うこと 國吉 慎一 近年、橋梁調査・点検の近接目視困難範囲に対する新技術の方法としてまた、従来の足場架設や橋梁点検車に代わる効率的かつ安全な手法としまして、ドローン活用による点検方法等の普及が進んでおります。 特にペデストリアンデッキ構造(外装材・天井パネル等)では、デッキ内の空間が狭いのに加えまして主桁及び床版等の内部部材に対する近接目視点検が困難となっている範囲が存在しております。 ペデストリアンデッキの天井パネルは吊り構造となっていることから、点検時にパネルの上を歩くことができないため、ペデストリアンデッキ特有の構造条件を踏まえると、新技術「ドローン(無人航空機)・点検情報の取得設備(カメラ)の搭載」が最も適用性が高いものと考えます。 点検の方法と致しましては、 ペデストリアンデッキの点検口から小型ドローンを入れ、内部を飛行させる。 操縦者は安全な個所からドローンに搭載されたカメラよりリアルタイムに伝送される映像を見ながらドローンを操作する。 点検記録は動画に残せる 等々。 点検口からの
2025年12月26日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2025年12月
3DCP技術の社会実装に向けて 西脇 智哉 建設業界の「2024年問題」が避けられない現実となって、現場の省人化・生産性向上は待ったなしの状況にあります。4週8閉所の現場も珍しくない状況になるのも近いかも知れません。昨年のコラムで取り上げたコンクリート3Dプリンティング(3DCP)は、省力化にも大きな効果があると考えています。この日進月歩の技術は、ここ1年でも取り巻く環境を含めて大きく動き出しました。国内でも、今年8月に土木学会が「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の技術指針(案)」を発刊しました。これは、構造計画から設計、製造、施工、品質管理、検査、維持管理に至るまで幅広く網羅したものです。また、日本建築学会でも、「建設3Dプリンティング建築物の生産・施工に関する研究小委員会」が筆者を主査として設置されました。こちらでは、土木学会指針では余り意識されないような、建築ならではの意匠性を活かした非構造部材への適用について検討を始めています。 さらに、筆者の研究室でも今年6月、ついにコンクリート3Dプリンタを導入しました。実際に
2025年12月26日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン | 2025年11月
コンクリート構造部材の再利用(リユース)について 阿部 孝 はじめに 温室効果ガスの影響による気温上昇に伴い、極端な気象現象の頻度と強度の増加リスクが高まっており、地球温暖化は深刻な地球環境問題となっている。この様な地球規模のリスクの低下を図るため、温室効果ガスの一つであるCO2排出量の迅速かつ効果的な削減が急務となっており、2050年のカーボンニュートラルの実現が長期目標として定められた。 我が国のコンクリート材料分野では、CO2排出量削減に向けて、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの産業副産物で置き換えたコンクリートの開発やコンクリート製造過程や硬化過程でCO2を固定する技術などが開発されている。 しかし、カーボンニュートラルを達成するには、材料分野などの対策だけでは不十分で、構造部材の再利用(リユース)が注目されている。 リユースの適用事例 2-1.建築分野の事例 1) 事例-1 1階建ての低層建物で使用したプレハブRCパネル部材(壁、屋根、柱)をサイズ変更や組立てシステムの大幅な変更を行わずに同様の部材として再利用されている
2025年11月1日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン | 2025年9月
コンクリートの劣化と夏の暑さについて 山口 雅史 今年の夏は暑かった。仙台においても35℃以上猛暑日の最多記録を更新している。9月初め時点で13日間あったそうである。仙台も東京並みになってきたのか、熱帯化していると言われていた東京と同じような気候になってきている。もともと熱帯化と言われていた東京はさらに猛烈な暑さが続いている。 そう考えていると、ふと熱帯ではコンクリートの劣化はどうなるのか?と思い、いろいろと調べてみた。結果的に熱帯気候では劣化は進むそうである。 中性化は高温多湿で反応が加速する。また、海の近くでは塩害リスクも向上。ASRも温度が高いと加速される。確かに言われてみると促進試験も高温化で反応を促進させている。 さらにコンクリート打設時においても表面水分が失われやすいこと、温度ひび割れが生じやすいリスクなども考えられる。 じゃあ寒かったらコンクリート劣化はどうなるの?とのことで、逆に寒冷地で調べてみた。やはり寒い地方では凍害劣化が進むことがリスクとなり、また、凍結防止剤に含まれる塩化物イオンが塩害及び複合劣化を加速させる
2025年9月16日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン | 2025年7月
「自己治癒コンクリート」が普及したら、ひび割れ診断はどうなるの? 大山 浩一 バクテリアの代謝機能によって、コンクリート自体が表面に発生したひび割れを自動修復するコンクリートが開発されている。これを「自己治癒コンクリート」といい、コンクリート中に「バジリスク」という栄養を付加したバクテリアを混入すると、発生した最大1mm程度までのひび割れを修復して閉塞させるため、内部の鉄筋腐食を防止することができるというものである。これは曾澤高圧コンクリート社が世界で初めて実用化に成功した技術である。 この技術は、まず、バクテリアを乾燥状態にして休眠させ、栄養源となるポリ乳酸と共に顆粒にしたものを、フレッシュコンクリートに混入(1m 3 当り5kg使用だそうです)して練り混ぜを行い、コンクリート全体に分散させる。そうすると、栄養源のポリ乳酸が分解して乳酸カルシウムに変化する。一方で、これを栄養としてひび割れ発生時に活躍するバクテリアは、コンクリート中の強アルカリによって休眠状態を保持する。次に、コンクリート硬化後劣化によりひび割れが生じると、そこから侵入
2025年8月8日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン | 2025年6月
「現場に行きましょう」 澤田浩昭 現在所属会社のシニア社員として、引き続き同じ部署にて実務を行っております。会社からは後輩への指導を要請されておりますが、なかなか思い通りに進められないのが現状です。これは、皆様の所属される組織においても共通の課題ではないでしょうか。若手技術者の不足が顕著な中での技術継承は、業界全体が抱える喫緊の課題であると深く認識しております。 一方で、私たちシニア世代が今後何をしていくべきかということも、重要な課題であると考えます。私の提案は、「現場に行きましょう」というものです。皆様にとっての「現場」はどこでしょうか。生コンクリートの製造現場でしょうか、それとも点検や補修補強を行う現場でしょうか。私は施工会社の設計部門に所属しておりますので、私にとっての現場は、補修補強工事の図面や計算書であり、そして実際の施工現場となります。 コンクリートの補修補強業務は、新設工事と比較して、経験者の知識と知恵が極めて有効に活用される分野であると考えます。例えば、以下の項目です。 現場で使用される材料に関する深い知識 過去の施工方
2025年7月3日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン | 2025年4月
コンクリートって? 渡邉弘子 全員 :新年度にかんぱーい。 ずい :あれ? 何かデジャブが。 はし :確かに。 かる :では、誰かが仕事の話を始めちゃう前にクイズです! 3人 :なになに? かる :現在知られている中で、もっとも古いコンクリート・・・じゃないな、セメント...
2025年3月31日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン | 2025年3月
生成AI 鈴木 勝浩 建設業の就労人数は、1997年には約700万人いたものが、2023年には500万人を下回る状況となり、少子高齢化による人手不足の影響が顕在化し始めている。そのような中、先日発生した埼玉県八潮市の県道交差点陥没事故や、埼玉県所沢市での水道管破裂事...
2025年3月1日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン|2025年1月
橋梁付属物「伸縮装置」に思うこと。 國吉 慎一 私ごとですが、ある総合病院に於きまして、変形性股関節症と診断され10数年近くになります。 中学・高校時代とスポーツを通して無理してきた代償または、日頃の運動の仕方が悪いのか、ここ3年位ですが30年以上続けてきまし...
2025年1月1日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2024年12月
コンクリート3Dプリンティング 西脇 智哉 近年、3Dプリンター技術がさまざまな分野で注目されています。建築の分野でも、コンクリートを使った3Dプリンティング技術(以下、3DCP)は、従来の建築工事の方法を根本的に変える可能性がある新しい技術として関心を集めています。日本の建設業界では、働く人の減少や高齢化、働き方改革に伴う長時間労働の解消、さらには異常気象による労働災害の増加といった課題が多くあり、工事の効率化と人手の削減が急務となっています。3DCPはこうした課題解決に役立つと期待されていますが、日本のような地震の多い国では、通常の鉄筋コンクリートのように補強材を使うことが難しいため、その実用化には課題があります。 3DCPにはいくつかの技術があり、建築分野では、セメント系の材料をデジタル制御されたノズルから押し出して積み重ねていく方式が主に研究されています。しかし、この方法では、従来の鉄筋コンクリートのように、型枠内にあらかじめ鉄筋を配置することができないため、構造的な補強を行うこと簡単ではありません。このことも理由の一つとして、日本で
2024年12月13日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン|2024年11月
「型枠1本締め工法」の誕生 阿部 孝 「型枠1本締め工法」は、鹿島建設が岡部、丸久(福岡県糟屋郡志免町)、楠工務店(東京都杉並区)と共同開発した型枠工事の省力化工法である。 鉄筋コンクリート造りでは、流し込んだコンクリートが硬化するま...
2024年11月14日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン|2024年10月
「急がれる脱炭素への取り組み」 久道 雄一 宮城県に起きた水害とし、2019年の『東日本台風』では県北地方の渋井川が、また2022年の『令和4年洪水』でも同じ県北の名蓋川が氾濫し、大きな被害があったこと、皆さんもこの河川名を聞けば記憶のある方も多いと思います。...
2024年10月3日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2024年8月
「レガシーを活かす」 桑原 徹 パリオリンピックが7月26日から開催され、連日熱戦が繰り広げられています。今大会では1889年に開業したエッフェル塔をシンボルとしただけでなく、競技場も1682年にブルボン朝ルイ14世の宮殿であったベルサイユ宮殿を近代五種と馬術の会場...
2024年8月1日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2024年6月
「高耐久性」 澤田 浩昭 先月赤いちゃんちゃんこを着る年になり、人生2周目をスタートすることになった。大昔なら引退する年であるが、定年もどんどん遠ざかり引退することもなく同じ会社にて業務をこなしている。 先日受講した講演会では「少子高齢化」への対応の話題が出ており、現在の就...
2024年7月1日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2024年5月
建設業における2024年問題について 高橋 学 建設業界における2024年問題とは ①時間外労働の上限規制 2019年に施行された働き方改革関連法が建設業に適用され、時間外労働時間に上限規制が設けられます。(ただし、災害復旧・復興は除く) ②割り増し賃金の適用...
2024年5月7日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2024年4月
点検要領が変わる話 渡邉 弘子 全員:新年度にかんぱーい。ようやく年度末が終わったねー。 みち:ねえねえ、そういえば橋梁の点検要領が変わるって聞いたんだけど、ホント? ずい:ここまできて仕事の話(笑)? みち:避けてても、私たち最後は結局そうなるじゃん。...
2024年4月1日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン|2024年1月
体操競技の美しさとコンクリート!? 國吉 慎一 先日、「体操競技の美しさと健康維持」と題しまして仙台市出身で2020年東京五輪種目別鞍馬競技の決勝に出場されました、鞍馬の世界的なスペシャリスト亀山耕平選手を4歳から中学校卒業まで育てられた体操クラブ(仙台市内)の横山代表に...
2024年1月4日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2023年12月
コンクリートインフラの後期高齢化 久道 雄一 日本では1950年頃、第一次ベビーブームがあり、その後人口は急増。でもいまはその団塊の世代が後期高齢を迎える2025年問題が深刻になってきている。いろいろ影響は大きいものの、何といっても雇用不足は大きな懸念。...
2023年11月30日読了時間: 2分


コンクリートaiサロン|2023年11月
再生骨材コンクリートの普及に向けて 阿部 孝 わが国では、高度経済成長期に膨大な量のコンクリート構造物が建造されている。これらの構造物は、材料の経年変化や設置環境により様々な劣化因子が作用することで「老朽化」が進行している。...
2023年11月15日読了時間: 3分


コンクリートaiサロン|2023年10月
コンクリート構造物のメンテナンスについて 山口 雅史 今現在、各地でコンクリート構造物のメンテナンス工事が進められているわけだが、それが完了するためには膨大な量の社会資本ストックがある。橋梁に限って言えば70万橋以上が存在し、次のメンテナンスを受ける順番を待っているような状...
2023年10月6日読了時間: 2分
bottom of page