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役員の部屋|2020年6月


新しい生活習慣


武田 三弘



 

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策のため、社会活動は大きく制限されています。本学も出張の禁止や学生の学内入校制限などの方針をとっております。  また、多くの学会では毎年行われていた研究発表会の中止、そしてオンラインによる発表形式に変わっています。学会参加は研究成果の発表だけではなく、様々な地域の文化に触れることが出来る大切な時間でもあり、学生にそれを体験させられないことは残念でなりません。  

 一方で、テレワーク化が進んだ影響で、自宅でも様々なことが出来ると言うことに気づかされた方も多いのではないでしょうか。私もまさか家で講義や会議を行うことになろうとは想像もしておりませんでした。しかし、一度やってしまうと結構慣れるもので、会議のための移動がないことや、自宅でも十分対応出来ると言うことに驚いております。また遠隔講義の方が、いつもの対面式の講義よりも、質問が多いのには驚かされました。これまでのことを見直すと、慣習に流され、それが良いものだと思い込む気持ちがあったのかもしれません。  

 先日初めてオンラインによる飲み会を体験しました。参加者は、大学院生4名と学部生1名、卒業生2名です。最初は少し戸惑いましたが、話は弾み、予定時間を大幅に超えて楽しい時間を過ごせました。これまでの自粛生活で、多くの学生が伝えたいことを多くため込んでいる状況が分かり、この様な企画も無駄ではないと感じさせる会となりました。あらためて、直接会えなくても会話することの大切さや、繋がっていることの重要性に気づいた次第です。

 

 東北6県では感染者が出ていない日々が続きますが、第2波を警戒して自粛モードになっている現状かと思います。本会でも、いつもの講習会の開催の見通しが立たない状況であり、オンラインによる講習会と懇親会の開催などもやる意味があるのではと思案しているところです。その際は、是非ともご参加頂ければと思います​​。

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