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役員の部屋|2018年8月


東北を離れて


松川 欣司



 

 私は2012年1月より仙台へ赴任し、初めて東北で勤務する事になりました。それまでは年に数回、会議で仙台オフィスに来るぐらいしか東北へは関わりは無く、東日本大震災の復興が始まりバタバタとした状況で私がどの様に東北で仕事をしていけるのか不安の中で、東北での生活を始めた事を忘れません。

 また、一番大きな心配は、果たして関西人は東北で受け入れられるのかという事でした。そんな心配も時間が経つごとに、温かく受け入れもらい約5年間の東北での充実した時間を過ごすことができ、東北の方達の温かさを身に染みて感じました。

 

 昨年の4月より新しい部署へ移動となり仙台から離れ1年4ケ月が過ぎましたが、ほぼ1月に2回は東北を訪れ、診断士会の役員も継続しており、自身が本当に移動となったのかが不思議で、人によっては本当に転勤したのかと言われる事もあります。

 宮城県コンクリート診断士会には、武田会長から設立に際して発起人からお誘い頂き、続けて役員のとして参加させて頂き、今後も可能な限り会の運営に係って行ければと思っています。

 

 新しい部署では全国を回り各地でコンクリート構造物の劣化についてのシンポジウムや見学会などに参加する機会に恵まれ、地方ごとの要因があり奥が深いなと感じてばかりです。

 また、材料メーカーとして劣化した構造物の診断以外に、当社製品の施工後のクレーム対応に係る事もあり、診断の難しさを痛感する事もしばしばです。

 

 私事ばかりを書きましたが、今後も宮城県コンクリート診断士会を通じて、会員の方々に有益な情報や知見が得られるよう運営に係っていきたいと思っています。

 最後に、上山の研修会は盛り上がった様で、来年度は是非参加したいと考えています。

自宅(大阪)の散歩道で!

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