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コンクリートaiサロン|2023年12月



コンクリートインフラの後期高齢化


   久道 雄一


 

 日本では1950年頃、第一次ベビーブームがあり、その後人口は急増。でもいまはその団塊の世代が後期高齢を迎える2025年問題が深刻になってきている。いろいろ影響は大きいものの、何といっても雇用不足は大きな懸念。

 2030年には求人に対する働く人の数は、5%も不足するとのこと、それも女性や高齢者、外国人の採用を進めたとしても…。あとは5%以上の生産性向上が必要とのこと。


 一方、コンクリートインフラの後期高齢化の影響も10年前くらいから叫ばれてきている。当然補修、補強、また更新が必要になるが、その数は加速度的に増え、それも単に年数に伴うだけでなく、老朽化のスピードも速まるとのこと。それはコンクリートの中性化に関わるCO2濃度が、この35年間で20%以上上昇していることも影響しているらしい。


 なので新たに更新する場合、『生産性の向上』…それだけでなく、いまのCO2環境に適応する、そして更に長寿命な仕様でのPCa構造物を提供していくことが、プレキャストメーカーである私たちの責務と感じている。


 一方で今後も増え続ける老朽化インフラの中には、市や町が管轄する比較的小規模のPCa製品も多く、そういうものは簡易な診断でも適正で迅速な処置が可能と思われる。当社では診断士を積極的に増やして、そういうことへの体制整備を進めている。


 そんな中、社内の若手を相手に診断士試験合格に向けたフォローを始めた。受験者は、初めての人もいるが、多くは2度目3度目のチャレンジャー。これまで自助努力に任せていたが、なかなか結果に繋がらない。


 そこで私たちは、受験者それぞれの最も身近にいる先生…つまり己の中に眠る“やる気”に目を覚まさせること、このやる気を覚醒させるため、一種“煽り”、“叱咤”、“称賛”、そして“激励”…荒治療を励行。ある程度満足できる手応えを感じたところ(8/28)。


(後日談)…技術系だけでなく営業系からも、見事2名の合格者。確率33%達成(9/29)。

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