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コンクリートaiサロン|2022年5月

更新日:2022年6月6日


変化と仲良く


  高橋 学


 

 現在はコロナ禍第6波の真最中です。経済への影響は依然深刻ですが,スポーツやイベントの観客数の緩和や旅行キャンペーンの再開など少しずつ以前の状態に近づく動きも出始めてきました。

 そんな中,国外では戦争が発生し,対象国への経済制裁が行われ,我が国にも貿易縮小やエネルギー資源の輸入減等の影響が予想されています。

 さらに3月の仙台・福島での震度6強の地震により一部の地域で停電や断水が発生したほか,火力発電所が被害を受け発電停止期間中の寒波により大規模停電の恐れから東北,東京電力管内では節電の呼びかけが行われました。

 このように私たちを取り巻く環境は絶えず変化し続けており,私たちの生活スタイルにまで影響を及ぼすようなものもあります。

 このような経験から,万一の場合にも対応できるようインフラや社会は変わりつつありますし変わっていくべきなのですが,そのために要する時間と費用は決して小さいものではありません。

 一方,個人や家庭レベルでも,衛生管理や健康管理,家具等の地震対策や防災用品の準備などに対する意識も高まりつつあるのではないでしょうか。

 コロナ禍はなかなか収束の見込みはなく,一変した生活様式は全く元通りに戻るとは考えにくいので,過去に拘泥せず新しい生活様式を受け入れ順応せざるを得なくなっています。こういう時だからこそ敢えて変化に追随できる柔軟な思考と行動を持つことが必要なように思えます。柔軟な思考から新たな発想や創意工夫などが生まれ当初は窮屈と思われていた生活もいずれ快適でより良いものに変わっていくことを期待しています。


 






 

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