天気の良いときと飲み会があるときは,歩いて大学まで通いますが,その途中で気になる変状を見かけました(写真-1).初めは無かったはずのものが,次第に増えてきているのに気が付き,3年程度,見守っております.これは,工場生産のL型擁壁の側面に現れた変状ですが,どうやら円形のプラスチックスペーサーのようです.よくよく観察すると,円形のはずが,コンクリート表層部では平らになっております.恐らく,スペーサーの設置数が足りなく鉄筋の重みでつぶれたか,鉄筋の組み立て中に人が乗ってつぶれたのか・・いずれにせよ,スペーサーがつぶれたままでコンクリートが打込まれた結果,乾湿の繰り返しやスペーサーの復元力で,この様に出てきてしまった変状ではないかと考えております.つまり,施工不良ですね.ちなみに,この変状は,大きな擁壁にしか現れておらず,“重さ”によってつぶれたことは間違いないと考えております.コンクリートを打ち込む際,見えづらいところですので注意が必要ですね.

(2014.5.29)

写真-1

宮城県コンクリート診断士会

Miyagi Society of Concrete Diagnosis and Maintenance Engineers

【お問い合わせ】
事務局:吉田 博輝(株式会社 吉田レミコン)
​メール:info@miyagi-cd.com